APEX LEGENDSで毎晩ラグに苦しみ、「自分のせいじゃない」と気づいた僕は、まずは最も現実的な対処法としてv6プラス対応のプロバイダーへの変更を検討しました。
僕が当初使っていたのは、「ドコモ光 × plala(ぷらら)」という組み合わせで、IPv6非対応。夜になるとPingが60~90msに跳ね上がり、撃ち合いになるたびに不利を感じていました。
ネットで調べると、「プロバイダーをIPv6対応に変えると回線が速くなる」といった情報が多く見つかったので、僕も藁にもすがる思いで動きました。
僕が選んだのは「GMOとくとくBB」。IPv6対応の評判が高く、FPSゲーマーの間でもよく名前が挙がっていたのが決め手でした。プロバイダーの変更は、GMOとくとくBBの公式サイトからドコモ光用の乗り換え申し込みフォームを使って行いました。ルーター無料レンタルも含めて申し込みが完了し、約1週間で切り替えが完了。
ただし、設定作業は自分で行ったわけではなく、ルーターが届いた時点でGMO側で自動的にv6プラスが有効になる仕様だったため、特に手動で設定することはありませんでした。
期待していた変更後の回線速度ですが、実際には昼間で下り50~70Mbps、夜間は20~30Mbpsと、以前とほとんど変化がありませんでした。
SPEEDTESTでのPingも、昼間で40ms前後、夜は60~80msと改善は感じられず、APEXのプレイ体感でもラグが解消されることはありませんでした。
「IPv6に変えたら速くなる」というのは、VDSL方式のような建物全体で帯域を共有しているタイプの回線には、あまり意味がないというのが僕の結論です。
そこで僕は次に、「マンションに戸建てタイプの光回線を引き込めないか?」を本気で調べ始めました。
ただ、これは誰でも簡単にできる方法ではありません。なぜなら、マンションの設備に手を加える必要があり、オーナーや管理会社の許可が必須だからです。
ゲームが原因で…というとどうしても“趣味”に聞こえてしまい、説得力が弱い。なので、僕はこう伝えました。
「現在、在宅勤務の仕事でビデオ会議やクラウド作業を日常的に行っていますが、夜間の回線速度が遅く、業務に支障が出ています。光回線を戸建てタイプとして個別に引き込み、通信を安定させたいのですが、許可をいただくことは可能でしょうか?」
この“仕事目的”という伝え方が功を奏したのか、意外にも「配線工事で建物に穴を開けないのであればOKです」との回答を得られました。
立ち会い調査を経て、配線ルートが確保できることが確認され、無事にauひかりファミリータイプ(戸建てタイプ)を導入することができました。フレンドから「混雑に強い独自回線の中から選べ」と言われていたので、その言いつけを素直に守った形です。
工事には少し時間がかかりましたが、回線開通後、世界は本当に変わりました。
夜でもPingは常時8~12ms、速度は下り400Mbps・上り300Mbps以上をキープ。あれだけ理不尽だった撃ち負けもなくなり、反応速度でフレンドに褒められるようになりました。
「回線のせいで負けていたんじゃなく、回線さえ整えばもっと上を目指せる」──そう確信できるようになりました。
もちろん、誰もがこの方法をすぐに取れるとは限りません。オーナーが許可してくれないケースもありますし、建物の構造によっては物理的に配線できない可能性もあります。
でも、「どうせ無理だろう」と諦める前に、一度、管理会社やオーナーに相談してみる価値はあります。それだけで、今のストレスから解放される可能性があるなら、やる価値は十分あります。
次の記事では、僕が最終的にauひかりに決める際に参考にした記事です。回線速度の実測値を全部公開していたし、ゲームの使用感も数値付きで書いてくれてたので納得感が一番ありましたよ。
▶︎ 続きはこちら:auひかりの戸建タイプの決め手となった記事(FPSのラグも解消)
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