新しく光回線契約しようと思っています。
ネットの使い道としてはゲームがメインなので、独自回線のauひかりがいいかなと思っています。
しかし、GameWith光やPLALA GGGG光などゲームに特化した光回線もあるようで、どれにすればいいか迷ってしまいます。
快適にゲームするためには、どれを選んだらいいでしょうか?
独自回線とは?フレッツ光回線とは?違いは何?
あまり知られていませんが、光回線は大きく2種類に分かれます。それが、「独自回線」と「フレッツ光回線」です。
それぞれどんな特徴があるのか?違いは何なのか?を説明しますね。
- 独自回線とは?
- 独自回線とは、回線業者が独自に光ファイバーを施設している回線のことです。
例えば、関西電力(細かく言うと子会社の株式会社オプテージ)が、光ファイバーを独自で施設してユーザーに提供しているのが「eo光」というサービスです。
他にも電力系の会社が提供しているのが、中部電力の「コミュファ光」、中国電力の「メガエッグ光」、四国電力の「ピカラ光」、九州電力の「BBIQ光」も同じく独自回線になります。
電力系以外にも、NTTから使っていない光ファイバーを1本単位で借りて(ダークファイバー)、サービスを提供している「NURO光」や「auひかり」も独自回線に含まれます。
独自回線の一番の特徴は、「自社の光回線は自社で独占使用しているため、混雑しにくい」という点です。ここがフレッツ光回線との大きな違いなのです。
ちなみに、光回線の全事業社中、独自回線で最もユーザー数のが多いのが「auひかり」で、約12%を占めています。
- フレッツ光回線とは?
- フレッツ光回線とは、NTTが施設した光ファイバーを使っている回線のことです。
NTT自体のサービスが「フレッツ光」ですが、この他にも光コラボといって、フレッツ光を借りて使っている「ドコモ光」や「ソフトバンク光」や「楽天ひかり」など数百社以上が、共有利用しています。
フレッツ光の一番の特徴が、「フレッツ光を使う全業者で共用で使用しているため、混雑しやすい」特徴があります。
光ファイバー1本で、最大で32世帯が分岐して使われます。
この32世帯の内訳として、例えばフレッツ光10世帯、ドコモ光10世帯、ソフトバンク光10世帯、楽天ひかりで2世帯が共用で使用することになります。
フレッツ光→ドコモ光に乗り換える際、工事なしで乗り換えられるのは、同じフレッツ光回線間だから可能なのです。
ちなみに、光回線の全事業社中、フレッツ光回線のユーザー数は約65%を占めています。auひかりのユーザー数の約5倍以上の数になります。
なぜ、ゲームをする人には「独自回線の方がいい」というのか分かりましたでしょうか?
独自回線の方が、ユーザー数が少なく、かつ他社とユーザーを共有しないので、回線が空いている(=速度が速い)からなのです。
逆にフレッツ光は、ユーザー数が多く、かつ他社をユーザーを共有しているので、回線が混雑している(速度が遅い)のです。
ゲームする人にとって、回線速度が遅いのは致命的です。ラグの発生確率も上がりますし、アップデートの度にかかるダウンロード所要時間も長くなってしまいますから。
もちろん、すべての独自回線が必ず速いわけであはりません。独自回線でも、関東地区の一時期のNURO光のように、ユーザー数が同エリア内で爆増すれば、同じように混雑して遅くなることもありえます。
同様に、フレッツ光でも同エリア内が空いていれば、混雑せずに速いこともありえます。
ここで言ってるのは、あくまで確率的に混雑しやすいのか、しにくいのかという確率の話ということをご理解ください。
僕が、全国の回線相談に乗っていても、独自回線のauひかりが遅いケースはほぼゼロでしたが、フレッツ光系が遅いケースは多々ありましたから、やはり確率とは比例しているなというのが実感です。
それでは、独自回線とフレッツ光回線の速度がどれぐらい違うのか?次の章をご覧ください。
独自回線vsフレッツ光回線の実測値の速度比較
上の画像が、僕が実際に、全国の光回線の速度を丸1日かけて測定した結果です。1社あたり最低でも20回以上計測していますので、1日の平均速度としては有効な数値だと自負しています。
これだけだと、どれが独自回線でどれがフレッツ光回線かが分からないと思いますので、光回線の種類を表にまとめてみました。
光回線業社 | 光回線の種類 | 1日の平均速度(Mbps) |
独自回線 | 597 | |
独自回線 | 536 | |
独自回線 | 408 | |
独自回線 | 386 | |
独自回線 | 377 | |
独自回線 | 94 | |
フレッツ光回線 | 72 | |
独自回線 | 65 | |
フレッツ光回線 | 21 | |
フレッツ光回線 | 19 | |
携帯回線 | 13 |
※ソフトバンクエアーは、光回線ではありませんが、参考のために入れておきました。
実測値の比較を見てどう思ったでしょうか?契約プランは、全社「1ギガプラン」ですが、同じプランでこんなにも差があるなんて驚きませんでしたか?上位と下位で20倍以上の開きがありますね。
1日の平均速度が300Mbps以上出ているのは、上位5社ともに「独自回線」です。逆に「フレッツ光回線」はどれも100Mbps未満しか出ていません。両者の差は歴然とあることが判明してしまいましたね。
ゲームには独自回線のNURO光やauひかりは最適なのか?
よく、「ゲームするならNURO光かauひかりの2択」という噂を聞いたことありませんか?
プロゲーマーもどちらかを推していることが多いので、感覚的に「そうなのかな?」と思ったことがある人も多いと思います。
逆に、「ゲームするならフレッツ光がいい」と言ってるのは聞いたことがありませんね。
本当のところはどうなのでしょうか?実際にフォートナイトで検証してみました。
フォートナイトで比較 | auひかり (独自回線) | ドコモ光 (フレッツ光回線) |
初期ダウンロード所要時間 (ゲームデータは約60GB) | 24分 | 6時間 |
アップデート所要時間 (ゲームデータは約1GB) | 1分 | 32分 |
1プレイ中のラグ発生回数 | 0回 | 30回以上 |
auひかりは1日の平均速度で408Mbpsで、ドコモ光は21Mbpsです。どちらも同じPCを利用し、有線LAN接続して差異がない状態で検証した結果です。
まず、初期ダウンロードがの所要時間が15倍違いましたね。auひかりはすぐ終わりましたが、ドコモ光は長すぎて途中で止めようかと思うぐらい時間がかかっていました・・・。正直言うと、こんなにダウンロードに時間がかかるなら、プレイするのを諦めようと思ったぐらいです。
次にアップデートです。フォートナイトは定期的にアップデートがあるので、その度にどのぐらい時間がかかるのか?は死活問題です。
auひかりだとあっという間に終わりますが、ドコモ光だとたった1GBでも32分もかかってしまいます。これが大型アップデートだったらと思うとゾッとしますね・・・
初期ダウンロードもアップデートも、速度が速ければ速いほどすぐ終わるので、ゲームする人からすれば「速いのに越したことはない」というのが実感でしょう。その点ではNURO光もauひかりも300Mbpsオーバーなので、ゲームに適していると言えますね。
次に大事なのがラグ問題です。
フォートナイトではラグが発生するとまず勝てません。ラグはいろんな要素で起きますが、回線が混雑していると、比例して発生することが立証されました。
PC端末の性能も同じ、有線LAN接続も同じなので、明らかに回線の違いでラグが発生しているのは間違いないでしょう。
ラグの発生有無に関しても、独自回線の方が有利で、フレッツ光は不利であることが分かりました。
ダウンロード所要時間の面でも、ラグ発生有無の面でも、独自回線の方がよりゲームに最適であるということが分かったと思います。
では、ゲームに特化した「GameWith光」や「PLALA GGGG光」どうなのか?について答えます。
確かに「GameWith光」や「PLALA GGGG光」はゲーム用にカスタマイズされたプロバイダーであることは間違い無いでしょう。
ですが、両者共にあくまで「フレッツ光回線」です。フレッツ光回線である以上、混雑状態をある程度解消することはできても、「独自回線」を上回ることはできないでしょう。ゲーム特化型といっても、あくまでプロバイダーなので、上位の回線の状態を上回ることは不可能ですから。
ゲームする人にとって順位づけするならば、①独自回線>②フレッツ光(ゲーム特化型)>③フレッツ光の順番になります。
ですので、結論としては、【ゲームするなら独自回線の業者から選ぶ】が答えになります。
もし、ご自分の住まいのエリア内に独自回線の業者がないのなら、次点としてゲーム特化型「GameWith光」や「PLALA GGGG光」を選ぶのは十分ありです。
独自回線の業者に乗り換えたい人は、下記のリンクから契約できます。
■全国エリアで契約できる「auひかり」を契約したい人はこちら
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■北海等、関東、東海、関西、中国、九州で契約できる「NURO光」を契約したい人はこちら
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