「光回線が夜になると急に遅すぎて、仕事もゲームもまともにできない…」
僕も、そんな状況に3ヶ月間ずっと悩まされていました。
戸建てでドコモ光を契約していて、昼間は問題ないのに、20時を過ぎた頃から激遅になる。
Zoom会議は音声が途切れるし、NetflixやYouTubeは途中で止まるし、フォートナイトやAPEXはもうラグ地獄。
なんとかしたくてネットで調べた改善策はすべて試しましたが、どれも効果なし。
最終的に本気で原因を突き止めて対策を実行した結果、やっと解決できたので、同じ悩みを抱える人のために全て記録しておきます。
この記事では、戸建てで夜だけ光回線が遅くなる原因と、その対策を実際に検証した全記録をまとめています。
無駄な対策で時間とお金を失わないよう、実体験ベースで正直に書いています。
光回線が夜だけ遅すぎる!戸建てのリアルな症状と速度実測
ここでは、僕自身が戸建てで体験した「夜だけ極端に遅くなる光回線」の症状と、実際にSPEEDTESTで計測した速度データを詳しく紹介します。
昼間は問題ないのに、夜になると動画もゲームもまともにできないほど遅くなる…。
そんな状態が毎晩続いたことで、ネット生活は大きくストレスを抱えるようになりました。
単なる体感ではなく、数値としても明らかに“異常な遅さ”が出ていたので、その具体例を順番にお伝えしていきます。
夜のZoom会議で映像がフリーズ、仕事に支障
最初に異変を感じたのは、平日の20時頃に行われたオンライン会議でした。
普段どおりZoomを使って打ち合わせに参加していたところ、音声がときどき途切れ、映像もカクカクとフリーズしはじめました。
最初は自分のPCの問題かと思い、再起動したり会議に入りなおしたりしましたが、何も改善されず、会議の途中で重要な話が聞き取れず、チャットで聞き直す事態に。
業務の進行にも支障が出てしまい、相手に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
この時点ではまだ「たまたまかな?」と思っていましたが、翌日以降も同じ時間帯で同じような通信トラブルが続くようになり、違和感が確信に変わっていきました。
Netflixもゲームも止まりまくり…我慢の限界
NetflixやYouTubeは、毎晩のリラックスタイムに欠かせない楽しみでした。
しかし、夜21時を過ぎると必ずといっていいほど途中で止まるようになり、楽しみにしていた映画やドラマがまともに見られない状態に。
作品に没入している最中に映像が途切れると、感情移入もすべて台無しになります。
ひどい日は、フリーズしたまま一向に再開しないので、途中で視聴を諦めたことも何度もありました。
ゲームも同様で、フォートナイトやAPEXを20時〜22時頃にプレイするとラグが多発して操作が遅延しまくる。
撃ち合いの最中にカクカクと止まったり、相手が瞬間移動したりして、まともに勝負できるレベルではありませんでした。
フレンドと組んでデュオをプレイしていても、こちらの回線がボトルネックになってしまい、「ごめん、ちょっと今日は落ちるわ」と途中抜けする回数が増えていく始末。
だんだん申し訳なさと情けなさが積み重なり、やる気まで削がれていきました。
SPEEDTESTで実測!戸建てで2Mbpsの衝撃
「もしかして本当に遅いのは気のせいじゃないか?」
そう思いながら、夜21時にSPEEDTESTで速度を測ってみたところ、画面に表示された数値はまさかの「2.35Mbps」。
※世界標準時間になってるので日本時間は+9時間してください。(12:06 → 21:06)
一瞬、目を疑いました。
契約しているのはドコモ光・戸建てタイプの1Gbpsプラン。
理論上の最大値は1000Mbpsにもかかわらず、実測は1%以下の速度しか出ていなかったのです。
さらにその日は、10分後にもう一度測定したところ「3.55Mbps」だったので、
まるでスマホの速度制限がかかった状態と同じぐらいの体感でした。
昼間に測ってみると、30〜60Mbps前後は出ていたため、完全に“夜だけ”極端に速度が落ちているというのが明らかに。
家の構造の問題でもなければ、PCやルーターの故障でもない。
この時間帯だけ確実に何かが起こっている——そう確信した瞬間でした。
なぜ夜だけ遅い?本当の原因は“家の外”にあった
夜だけ回線が遅いのは、最初は「うちのWi-Fiが悪いのかな?」とか「ルーターの設定がおかしいのかも」と、とにかく家の中に原因があると思ってあれこれ対策を試していました。
でも、全部やっても全く変わらない。
そのとき、ふと気づいたんです。
「もしかして、家の中じゃなくて“外側”に原因があるんじゃないか?」って。
プロバイダー?回線業者?
調べていくうちに見えてきたのは、光回線が“混雑”しているという事実でした。
しかもそれは、マンション特有の問題と思われがちですが、戸建てでも普通に起こりうる。
ここからは、遅さの原因になっていた“混雑の仕組み”をわかりやすく説明していきます。
混雑の仕組みと「32世帯共用」の罠
速度が夜だけ遅くなる原因を探していく中で、ようやく見えてきたのが、「回線の混雑」という仕組みでした。
僕が使っていたのは、ドコモ光(戸建てプラン)。
これは、NTTが提供している「フレッツ光回線」を借りて使っているサービスなんですが、このフレッツ光には、ちょっとした落とし穴があるんです。
それが、1本の光ファイバーを近所の家と“共用”しているという点。
具体的には、最大で32世帯まで同じ回線を一緒に使う仕組みになっています。
たとえば、自分が夜にネットを使っているとき、近所の人たちも一斉に動画を見たりゲームをしていたら…
当然、回線が混んでしまって遅くなるのは想像できますよね。
実際、僕の家では、昼間は30〜60Mbpsほど出ていた速度が、夜になると10Mbps以下しか出ていませんでした。
まるで、スマホの速度制限にかかったような体感速度。
でもスマホと違って、光回線には容量制限なんてないはずです。
それでも遅くなるのは、光回線自体が混雑していたからだったんです。
しかもこれはマンションの話ではなく、戸建てでも普通に起こるという事実。
「戸建て=直接光ファイバーをひいてるから速い」と思っていた自分の認識が、完全に間違っていました。
戸建てでもフレッツ光が遅くなるワケは「契約者の多さ」だった
僕も最初は思ってました。
「マンションと違って、戸建てなら専用の光回線が来てるから、夜でも速いんじゃないの?」って。
でも、いざ夜になるとどうしても遅くなる。
しかも、昼間は30〜60Mbpsなのに、夜21時は10Mbps以下まで落ちる。
この落差はおかしいだろって思って、色々調べてみたら──
原因は、僕が契約していた“フレッツ光回線”にあったんです。
🔍 ドコモ光は「NTTのフレッツ光回線」を間借りして使っている
僕が使っていたドコモ光は、実はNTTが持ってるフレッツ光回線を借りて提供しているサービスです。
しかも、フレッツ光を使っているのはドコモ光だけじゃなくて、
・ソフトバンク光
・ビッグローブ光
・OCN光
・@nifty光
…などなど、100社以上の「コラボ光」もすべて同じ回線を間借りしているんです。
そしてそのフレッツ回線は、1本の光ファイバーで最大32世帯に分岐して共有される仕組み。
つまり、1本の回線を、32世帯分の“他社ユーザーも含めた大人数”で分け合ってるんですね。
そのうえ、日本全体で見るとフレッツ回線ユーザーは全体の約65%。
なので、32世帯分の枠がびっしり埋まっていることも多く、夜になると一斉にネットを使い出すため、混雑が起きやすくなるというわけです。
🧠 一方、独自回線は?
NURO光やauひかりなどの「独自回線」も、物理的な仕組みは似ています。
実はここも「最大32世帯まで分岐できる」設計です。
でも、決定的に違うのが、「その回線を使うのは自社の契約者だけ」という点。
つまり、32世帯まで分岐できる余地はあっても、実際に使ってる人がフレッツ光と比べると圧倒的に少ない。
共有の密度が低くてガラガラの高速道路みたいな状態だから、夜でも混雑せず、安定した速度が出やすいんです。
✅ ポイントまとめ
回線の種類 | 使っている会社数 | 混雑のしやすさ |
フレッツ光(コラボ光を含む) | 100社以上が共用使用 | 非常に混雑しやすい |
独自回線 | 自社ユーザーのみ独占使用 | 混雑しにくい |
だから僕の家のように、家の中の機器は問題ないのに夜だけ遅い場合は、
ルーターでもプロバイダーでもなくて、“どの回線を使っているか”が原因になってることが多いんですよね。
僕がやった“改善策”は全部ダメだった。効果ゼロの対策たち
「じゃあ、自分の家のネットが遅いのは“回線のせい”って分かったところで、どうすればいいの?」
…そう思って、僕もできることは全部やりました。
でも、どれも効果なし。
本当に、時間とお金のムダだったと痛感しています。
🔧 僕が実際にやった「効果ゼロ」だった対策
- 光回線業社やプロバイダーに問い合わせる 効果なし
- ドコモ光やOCNに問い合わせしました。「光回線の速度が遅いので何とか改善できませんか?」と聞いても、「光回線はベストエフォート型の契約です。混雑している可能性がありますが、速度は保証できません。」と言われて、改善案は提示されません。
- プロバイダーを変える 効果なし
- OCNからDTIに変更してみましたが、速度は何も変わりませんでした。変更前後で速度測定して、結果を比較したので間違いありません。「何も変わりませんが?」とDTIに問い合わせても、「混雑していると速度は変わらない可能性があります」と言われてしまいました。
- ルーターを最新のものに買い換える 効果なし
- 古いルーターから最新版のWi-Fi6のBUFFALOルーターに買い換えましたが、速度は何も変わりませんでした。ルーター変更前後で速度測定したので、間違いありません。
- 接続方式をPPPoE(ipv4)からIPoE(ipv6)に変更する 効果なし
- DTIのPPPoE(ipv4)からIPoE(ipv6)の接続方式に変更しましたが、速度は何も変わりませんでした。DTI担当者に、接続方式が切り替わっていることを確認しましたが、切り替わった後でも速度の変化は全くありませんでした。「速くなるとホームページに書かれていたので切り替えたのですが何も変わりませんが?」と聞くと、「混雑していると速度が変わらないことがあります」と言われてしまいました。
- LANケーブルを買い換える 効果なし
- LANケーブルをカテゴリー5eからカテゴリー6Aに買い換えましたが、速度は何も変わりませんでした。
- 無線接続から有線接続に変える 効果なし
- 無線だとルーターに問題があったり、通信が不安定になることもあるとネットに書かれていたので、LANケーブルを直接繋いでみましたが、速度自体はほぼ変わりませんでした。
- ONUやルーターを再起動する 効果なし
- ONUもルーターもどちらも、電源を一旦切ってから再起動してみましたが、速度は変わりませんでした。
- 無線の周波数を変える 効果なし
- 元々、5GHzで繋いでいましたが、2.4GHzに変えても遅くなるなるだけでした。影響がでないように、ルーターの1メートル以内の至近距離で測定しています。
- ネット接続する端末を変える 効果なし
- PCはmacもwindowsも両方。スマホはIPhoneSEや7。ゲーム機のPS5・PS4・Switch。全て有線と無線の両方で試しましたが、速度は何も変わりませんでした。
💡 体感したのは「ユーザー側で改善できることは限界がある」ってこと
正直、これだけやって何も変わらないと、もう気力がなくなります。
よく「通信が遅い時の改善方法10選!」みたいな記事があるけど、やってみた人はわかると思いますがほとんど改善されないのが事実です…。
だから僕は、残された最後の方法「もう回線自体を変えるしかない」とダメ元で見直すことにしました。
唯一、効果があったのは「光回線の乗り換え」だった
僕が実際にやって効果があったのは、回線そのものを変えることだけでした。
もう正直、「ここまで遠回りせずに、最初からこれやっとけばよかった」と今なら強く思ってます。
💥 ドコモ光からNURO光へ乗り換えた結果…
僕が使っていたのは「ドコモ光(GMOとくとくBB)」という回線。
プロバイダーの中でも“速いと評判”のところでしたが、夜になると2〜3Mbpsしか出ませんでした。
それが、NURO光に乗り換えてから一変。
夜でも常時300〜400Mbps台をキープできるようになったんです。
📈 実測データの比較(夜の速度)
ドコモ光を使っていた頃と、NURO光に乗り換えた後の夜の回線速度の実測比較がこちらです👇
夜になるとドコモ光はどんどん速度が落ち、21時には2.35Mbpsまで低下。
10分後に再計測しても3.55Mbpsとほとんど変わらず…。ZoomもNetflixもまともに使えない状態でした。
一方、NURO光は夜でも400Mbps前後を安定してキープ。
しかもこれは“たまたま”ではなく、何日測ってもずっと速いままでした。
- 光回線を別の業者に乗り換える 効果あり
- ドコモ光からNURO光に乗り換えると、
✅ 夜の時間帯では、平均で約132倍の改善!
✅ 昼間の時間帯でも、約8〜17倍の改善!
「これが同じ“光回線”か?」と疑うほどの違いでした。
📌 乗り換え後に「追加でやって効果があったこと」
乗り換えたことで、上流の“混雑”が完全に解消されたので、
ここからようやく「ユーザー側の工夫」も効果を発揮し始めました。
- 無線接続から有線接続に変える 【条件付】効果あり
- 光回線を別の業者に乗り換えた後という条件付きだと効果がありました。
数値で10〜20Mbps程度速くなり、通信ロスが極端に減るので、ラグが起きにくくなりました。オンラインゲームをする人は有線接続は必須です。
- ルーターをWi-Fi6に買い換える 【条件付】効果あり
- 光回線を別の業者に乗り換えた後という条件付きだと効果があります。
速度自体は数10Mbpsぐらいしか速くなりませんが、同時接続すると効果がかなり出ます。例えば、2台のWi-Fi6対応端末のIPhoneSE第二世代で、一斉にアプリをダウンロードすると、Wi-Fi5の時よりも、半分以下の時間でダウンロードが完了します。
Wi-Fi5は1台1台にしか順番に電波が飛ばないが、Wi-Fi6だと一斉に電波が飛ぶので、同時接続がかなり強化されてますね。
🧠 結論:回線の土台がしっかりしていないと、他は全部ムダ
回線が混雑している状態でいくら対策をしても、すべてが空回りでした。
でも、土台(回線)を変えたことで、ようやく「改善策が意味を持ち始めた」という感覚です。
光回線が遅い人への結論(まとめ)
もう、ムダな対策に時間を使わないで。
僕は、夜の遅すぎるネット回線に何ヶ月も悩みました。
ルーターの買い替え、有線接続、プロバイダ変更…。
でも、“土台”がダメな回線では、何をやってもムダだったというのが本音であり事実でもあります。
【僕の結論】
- ✅ 遅い原因は家の中じゃなく、外(回線そのもの)にあった。
- ✅ ユーザー側でできる対策には限界がある。
- ✅ 本当に効果があったのは「光回線の乗り換え」だけ。
🚀 本当に速い回線を選ぶために
僕は、ドコモ光の夜の遅さに耐えきれず、いろんな対策を試して、それでもダメで、最後にNURO光へ乗り換えました。
結果は、たった1日で夜の速度が100倍以上改善。
しかも“たまたま速かった”のではなく、毎晩ずっと安定して高速です。
✅ 実際に乗り換えて改善したNURO光の詳細はこちら
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