【インターネット速度が遅い原因】が分からなくて、困っていませんか?
光回線で1ギガプランを契約しているのに、なぜか常時3Mbpsほどしか速度が出ない。ひどい時、時間帯によっては1Mbps以下を切るときもある。
在宅ワークで、1日に何回もZoomでの重要なオンライン会議があるが、映像はフリーズするし、音声も途切れ途切れになるので、まともに意思疎通することもできない。
Googleドライブで、資料やファイルのやり取りをしているが、容量の大きなファイルだとアップロードするだけで30分以上かかってしまう。
上司からも「仕事に支障をきたしているので、ネット環境をどうにかして改善しなさい」と催促され続け、ついにはチームからも外される危機的状況。
ネットにある情報を片っ端から調べて対策するが、どの方法も効果がなくて困っている。そんな切実な悩みを持った人にこそ、読んでほしい記事です。
私自身が、同じ悩みをずっと持ち続けたので、痛いほど気持ちが分かります。自分の実力以外のところで、評価が勝手に落ちていくなんて納得できないですよね?
インターネットが遅い原因は、すべての対策法を試した結果、劇的に改善したことでようやく判明しました。
この記事を最後まで読んでもらえれば、効果がない対策が何なのか?効果がある対策が何なのか?が納得して分かってもらえると思います。
インターネット速度が遅い人はどんな環境?
実際に困っていた、女性のインターネット環境をヒアリングしてみると下記の通りでした。
インターネット接続環境
【地域】東京都
【住宅】マンションタイプ
【光回線】ドコモ光
【プロバイダー】GMOとくとくBB
【ルーター】BUFFALO「WSR-2533DHP3-BK」
【ネット接続方法】PCは有線、スマホは無線
【速度計測方法】回線速度測定サイト「SPEEDTEST」で測定
日中に測定してもらっても、本当に常時3Mbps程度しか出ていませんでした。さらに、19〜21時の時間帯だと、1Mbps以下を切っていました。もはや、携帯の速度制限時並みの遅さですね。仕事に支障が出るのもうなずけますね。
マンション管理会社から「無料でネットが使えますよ」といって勧められるがままに、ドコモ光(GMOとくとくBB)にしたそうです。マンションあるあるですね。無料だからと契約したものの、インターネット速度が遅いと困ってる人はたくさんいますからね。
インターネット速度が遅い原因は何だったのか?
インターネット速度が遅い原因は、ズバリ結論から言うと、
です。
インターネット速度が遅い原因を調べるには、上位から順番に調べることが鉄則です。
●有線接続の場合だと
①光回線業社 > ②プロバイダー > ③光回線の接続方式 > ④ルーター > ⑤LANケーブル > ⑥接続端末(PC)
●無線接続の場合だと
①光回線業社 > ②プロバイダー > ③光回線の接続方式 > ④ルーター > ⑤電波帯域 > ⑥接続端末(スマホ)
①〜③は業者側なので、ユーザーはコントロールできません。④〜⑥はユーザー側で、コントロールできます。まずは、業者側が原因なのか?ユーザー側が原因なのかを切り分けます。
まずは、④ルーターと⑥接続端末(PC)を⑤LANケーブルで繋げて有線接続にします。この状態で、回線速度測定サイト「SPEEDTEST」で測定します。有線接続で測定するのは、ユーザー側の通信ロスを発生させないためです。
マンションタイプだと、VDSL方式だとMAXで100Mbpsになります。光回線方式だとMAXで1Gbpsになります。
自分の自宅がどちらかなのかは、自宅の壁にあるコード差し込み口を見れば判別できます。電話回線と同じモジュラージャックならVDSL方式で、「光」「光コンセントSC」と記されたコンセントなら光回線方式です。
速度測定サイトの測定結果が、目安として10分の1以下なら業者側(①〜③)が原因です。VDSL方式なら10Mbps以下で、光回線方式なら100Mbps以下ですね。
今回の女性は、VDSL方式で3Mbps(100分の3)なので、業者側が原因といえます。
ここから先は、実際に試さなくても良いので、「ふ〜ん」程度に読んでもらえれば十分です。
インターネットが遅い原因が業者側だと判別できたので、次は①〜③のどれが原因なのかをさらに限定します。
③光回線の接続方式は、PPPoE(IPv4)かIPoE(IPv6)の2パターンがありますが、契約したままだと前者になってると思います。よく、プロバイダーがIPv6にしませんか?速くなりますよ?と言ってくる場合がありますが、残念ながら後者に変えてもほぼ変わりません。
PPPoE(IPv4)からIPoE(IPv6)へはプロバイダーに連絡すれば、無料で変更してくれるので、どうしても試したい人はやってみて下さい。変更前後で速度測定して変わるのか?を試せば一目瞭然ですから。
何も変わらないということは、③が原因ではない。
②プロバイダーも、今契約しているのと別のところに連絡すれば、こちらも無料で変更してもらえます。どうしても試したい人は、別のプロバイダーに変えてみて下さい。こちらも残念ながらほとんど変わらないはずです。
一昔前までは、ネットの通信量自体がそこまで多くなかったので、ユーザーの多いプロバイダーから、少ないプロバイダーに変更すると、速度が速くなることもありましたが、通信量が多くなった現代では、プロバイダーの変更程度では変わらなくなってしまいました。
こちらも変わらないということなので、②が原因ではない。
となると残るは①光回線業社しかありませんね。
そうです、これこそがインターネットの速度が遅くなっていた根本原因であり、光回線が混雑しているから起こっている現象なのです。
逆に言うと、インターネット速度が遅くなってる原因を取り除くには、光回線自体を別の業社に乗り換えるしかないのです。もっと言うと、他の方法はほとんど意味がないですから、他の方法に時間とお金を無駄にかけないようにして下さいね。
先に注意点しておきますが、別の光回線はどこでもいい訳ではありません。ドコモ光はフレッツ光回線(コラボ光と共用利用)を利用していますが、同じコラボ光回線(ソフトバンク光やビッグローブ光など)に変えても、何も変わらないので気をつけて下さいね。
乗り換える先は、×フレッツ光回線ではなく、◯独自回線です。
インターネット速度が遅い対策!効果のないもの、効果のあるもの
インターネット速度が遅い対策は、ネットを調べてもほとんど効果のないものばかり書かれています。
僕自身、すべての方法を試したので断言できますが、効果のないものに時間とお金を費やすのはあまりにも無駄ですので、効果のないものはスルーして、効果のあることに注力できるように、効果別でまとめておきますね。
インターネット速度が遅い対策で、効果がないもの
- 光回線業社やプロバイダーに問い合わせる 効果なし
- ドコモ光やGMOとくとくBBに問い合わせて「光回線の速度が遅いので何とか改善できませんか?」と聞いても、「光回線はベストエフォート型の契約です。混雑している可能性がありますが、速度は保証できません。」と言われて、改善案は提示されません。
- プロバイダーを変える 効果なし
- GMOとくとくBBから別のプロバイダーに変更しても、速度は何も改善されません。変更先で「何も変わりませんが?」と問い合わせても、「混雑していると速度は変わらない可能性があります」と言われてしまうだけです。
- ルーターを最新のものに買い換える 効果なし
- 古いルーターから最新版のWi-Fi6のBUFFALOルーターに買い換えても、速度は何も変わりません。光回線自体(上位)が混雑している場合、下位であるルーターを変えても何も変わりません。
- 接続方式をPPPoE(ipv4)からIPoE(ipv6)に変更する 効果なし
- PPPoE(ipv4)からIPoE(ipv6)の接続方式に変更しても、速度は何も変わりません。切り替わった後でも速度の変化は全くありません。「速くなるとホームページに書かれていたので切り替えたのですが何も変わりませんが?」と聞いても、「混雑していると速度が変わらないことがあります」と言われてしまうだけです。
- LANケーブルを買い換える 効果なし
- LANケーブルをカテゴリー5eからカテゴリー6Aに買い換えても、速度は何も変わりません。光回線自体(上位)が混雑している場合、下位であるLANケーブルを変えても何も変わりません。
- 無線接続から有線接続に変える 効果なし
- 無線から有線に変えても、通信ロスは減りますが、速度自体はほとんど変わりません。特に、光回線自体(上位)が混雑していると変化の差はみられません。
- ONUやルーターを再起動する 効果なし
- ONUもルーターもどちらも、電源を一旦切ってから再起動してみても、速度自体は変わりません。一時的に遅くなる場合なら、試す価値はありますが、慢性的に遅い場合は効果はないです。
- 無線の周波数を変える 効果なし
- 5GHz(速度が速い&障害物に弱い)と2.4GHz(速度は遅い&障害物に強い)だと、確かに周波数の性質上5GHzの方が速いですが、光回線自体(上位)が混雑していると、ほとんど差がなくなります。
- ネット接続する端末を変える 効果なし
- PCはmacもwindows、スマホはIPhoneSEや7、ゲーム機のPS5・PS4・Switch、全て有線と無線の両方で試しても、速度は何も変わりません。光回線自体(上位)が混雑していると、接続端末の性能は関係ないですね。
インターネット速度が遅い対策で、効果があるもの
- 光回線を別の業者に乗り換える 効果あり
- フレッツ光回線(共用回線)から独自回線に乗り換えることで、インターネット速度の遅さは劇的に改善されます。対策としてはこれ以上のものは無いと言い切れるぐらい。
実例では、ドコモ光からNURO光に乗り換えて、1日の平均速度が22Mbpsから386Mbpsの約17倍速くなりました。別の光回線に乗り換えたことで、「同じ光回線でも、混雑している回線と、混雑していない回線で速度がかなり差が出る」という事実が分かる。
詳しくは、光回線業社ごとの実測値で比較している記事を書いてますので、そちらで比較してみてください。
ただし、マンションの場合は、別の光回線に乗り換えてもいいかを、管理人に先に許可を取る必要があります。許可が下りるなら、乗り換え先では、光ファイバーを直接部屋に引いてくるので、戸建タイプとして契約することになります。
- 無線接続から有線接続に変える 【条件付】効果あり
- 光回線を別の業者に乗り換えた後という条件付きだと効果があります。
数値で10〜20Mbps程度速くなり、通信ロスが極端に減るので、ラグが起きにくくなります。オンラインゲームをする人は有線接続は必須です。
- ルーターをWi-Fi6に買い換える 【条件付】効果あり
- 光回線を別の業者に乗り換えた後という条件付きだと効果があります。
速度自体は数10Mbpsぐらいしか速くなりませんが、同時接続すると効果がかなり出ます。例えば、2台のWi-Fi6対応端末のIPhoneSE第二世代で、一斉にアプリをダウンロードすると、Wi-Fi5の時よりも、半分以下の時間でダウンロードが完了します。
Wi-Fi5は1台1台にしか順番に電波が飛ばないが、Wi-Fi6だと一斉に電波が飛ぶので、同時接続がかなり強化されてますね。
インターネット速度が遅い人への結論
インターネット速度が遅い人は、かなりの確率で光回線が混雑しているのが原因です。一旦、光回線が混雑すると、改善の余地がほぼなくずっと遅いままなので、混雑しにくい光回線に一刻も早く乗り換えてください。
フレッツ光回線は共用回線なので、混雑しやすく、独自回線は混雑しにくいので、速い速度をの業者を選びたい人は「混雑しにくい独自回線の光回線業者から選ぶ」ようにしてくださいね。
下記は、全て実際に速度測定して、混雑具合を調査した結果の完全オリジナルの表になっています。光回線業者名をクリックしてもらえれば、各社の詳細を調査した結果が証拠付きで見れますので、気になる業者があれば覗いてみてください。混雑からサヨナラして、快適なネットライフを送れること間違いなしです。
光回線業社 | 光回線の種類 | 混雑具合 |
eo光 | 独自回線 | ◎超快適 |
BBIQ光 | 独自回線 | ◎超快適 |
NURO光 | 独自回線 | ○快適 |
auひかり | 独自回線 | ○快適 |
auひかりちゅら | 独自回線 | ○快適 |
コミュファ光 | 独自回線 | ○やや快適 |
ピカラ光 | 独自回線 | ○やや快適 |
ソフトバンク光 | フレッツ光回線 | ×混雑 |
ドコモ光 | フレッツ光回線 | ×混雑 |
フレッツ光 | フレッツ光回線 | ×混雑 |
ソフトバンクエアー | 携帯回線 | ××不安定 |
※2022年9月以降、NURO光で速度が極端に遅くなる現象が続いて、今だに改善されずに遅いままの地域があります。もし、NURO光を検討したい人は、ワンコインお試し利用ができるので、その間に速度測定して、速度が問題なく速いのであれば本契約をするという流れが安心ですね。